りんごブログ

ゆるミニマリストで「モノの適正量」模索中の私が考えたり実行したことを記録しています。

ストックはダメ?私が大量のストック品をあえて持つ3つの理由


こんばんは、りんごです。

初回の投稿なのに、まさかのモノを大量に持っていることを告白する記事です。

 こんな風にもがいて、あえて逆の結論を出した人間もいるんだなと思っていただければ、幸いです。

 

ストックに振り回された日々

ミニマリストに関する本や雑誌、ブログ記事、インスタなどなどを見ると、頻回に出てくるパワーワードがありますよね。

 

そう、「ストックは持たない!」です。

 

3年前に「捨て」を実行し始め、断捨離の第一人者やましたひでこさんの「気のレベル」、「泥沼」から「新陳代謝~上昇入口」レベルまでのし上がった私は、このパワーワードの教えを忠実に守ろうと努力しました

 

当時の私は、「一か月に一度足りないモノを買い出しに行く」というストック管理法を身につけようとしていたのですが、自分で決めたルーティーンに振り回されるという一番効率の悪い状況で足掻いていました。

 

「ストック品は持たない」をやめる

 そんな中、出産・子育てという人生のライフイベントが起こり、世の中の先輩ミニマリストの皆さんが口をそろえておっしゃる「ストック品は持たない」という鉄の教えを試しにやめてみることにしました。

結果、大正解。

あんなに悩んでいたストック管理がとっても楽になりました。

 

私がこれからお伝えする「大量のストック」に関するアレコレは万人受けするものではありませんし、もしかしたら、汚部屋に一直線になりかねない諸刃の剣かもしれません。

大袈裟に聞こえるかもですが、かつて「泥沼」でもがいていた私からすると、ごく自然に出てくる感想です。

 

ですが、「私が大量のストック品をあえて持つ3つの理由」に当てはまる方であれば、私のように、悩みから解放されるかもしれません。

 

少しでも、現在ストック管理に悩んでいる方の参考になればうれしいです。

 

【注意!】こんな方は、3つの理由に当てはまってもうまくいかないかも!

話はそれますが、大事なポイントなので先に紹介します。

 

ここでいう「日用品」とは「消耗品」を指します。

例えば、洗剤類、柔軟剤、石鹸類、歯ブラシなどなど、最低1か月に一回は消えてなくなり、形は残っていても使用したものは、消耗したものとして、ためらわずに捨てられるモノたちです。

半年から1年分の日用品を一度に購入して、時間をかけて消費していきます。

こんな方は、汚部屋に一直線の可能性がありますので、大量のストックを抱えるのはもう少し待ってみて下さい。

 

①洗剤や柔軟剤の「香り」にこだわりがある方

 香りにこだわりがある方は向かないかもです。

なぜなら、半年から1年同じ香りをずっと使い続けないといけないからです。

かつての私も、素敵な柔軟剤の香りを求めて、何本も試したりしました。

こだわりの香りをすでに見つけていて、定番化している方にはおすすめですが、次々に香りを変えたい人にはストレスになる可能性が高いです。

②「新商品」「リニューアル」に弱い方

同様に、新商品やリニューアルに弱い方もストレスになる可能性が高いです。早く試したいのに、まだ洗剤が3本もある…という状況は避けたいですよね。

③ストック品をまとめて置ける定位置が確保できない方

ストック品の管理に失敗した!と思う大きなタイミングは、ダブり買いしてしまった時です。

ないと思って買ったら、詰め替え用洗剤が12個入った段ボールが 押入れの奥から、まるまる1個でてきた!合計24個もある!!というのがとっても悲しい瞬間です。

この失敗の大きな原因は、「ストック品の定位置が決まっていないこと」「バラバラに管理していること」です。

私は、ストック品が届いたら2〜3日のうちに段ボールから出して、余分な包装用ビニールを外し、すぐ使える状態にしてから、押し入れのストック品用スペースに、「キレイに」しまいます。

ストック品をまとめて置ける定位置がしっかりあるわけです。

この場所が確保できないと、ダブり買いが起きるべくして起きます

確保できない方は、汚部屋に一直線の可能性が高いので、まずは正攻法の「捨て」を行なってスペースを開けましょう。

不用品を捨てると、1年買わなくて済むくらいの日用品が見つかるかもしれません。

この方法が自分に合うかどうか、すでにある日用品で試してみましょう。

 

以上③うち、どれか1つでも当てはまる方は、せっかく買った日用品が、不用品に変わる可能性が高いです。

この方法をいきなり試す前に、正攻法の「ストックは持たない」に改めてチャレンジしてみたり、2、3ヶ月分だけ買ってみるなど、ご自身のストレスにならない期間を探してみましょう。

 

私がストック品をあえて持つ3つの理由

【結論】「日用品」にかける「時間」「お金」「体力」がないから

結論として、私が大量のストック品をあえて持つ理由は、「日用品」にかける「時間」「お金」「体力」がないからです。

 

何か一つの事柄を達成するときには、気持ちの面(やる気)のほかに、実行力(3つの要素をどのくらいつぎ込むか)が必要になりますよね。

私の場合、「ストック品は持たない」という気持ちはあったけど、その気持ちをバックアップするほど、「日用品」に力を注げなかったんです。

①日用品の消耗スピードを把握するのが面倒

日用品って、種類によってかなり消耗スピードが違うんですよね。

お風呂の洗剤は1か月持たないことがあるのに、洗濯洗剤はまだある…みたいな状態だと、「何をどのくらい買うか」の計算が大変なんです。

一人暮らしやすべての家事を一手に引き受けている方は、自分だけが使うので感覚的に把握しやすいと思いますが、私は家族で家事を分担しているので、いちいち確認しないといけないのが面倒でした。

掃除アイテムを厳選したり、複数個所を一つの洗剤で掃除する場合も、残量の把握はしやすいです。

極端な話、石鹸一つですべてをこなす方には「?」な理由だと思います。

おそらく、アイテム数を絞ったミニマリストさんがストック品を持たなくても快適に過ごせるポイントはこの辺なのでしょう。

とても憧れますが、専用洗剤で掃除したい、ミニマリストと無縁の家族と家事を分担している私にとって、「残量の把握」は避けられない面倒ポイントでした。

②結局まとめ買いが安いと感じてしまう

ありますよね、2つ買うと50円引きとか。

これも、先輩ミニマリストの皆さんがモノを増やさない鉄の教えとして唱えてる、「安易な複数買いをしない」に反するのですが、1か月後確実に買うのに、なぜわざわざ50円払って2回に分ける必要があるのか。と思ってしまうんです。

鉄の教えの理由としては、「モノを増やさない」を前提として、「ストック品のために家賃を払う方がもったいない」というものがあります。

すごく納得なのですが、ストック場所を確保できる我が家の場合、「50円払って残量を管理した上で買いに来なきゃいけない」方がしんどかったのです。

家賃の高いアパートや住宅ローンがある持ち家に暮らしていて、尚且つストック品よりも優先度の高いモノを管理する場所やスペースにゆとりが欲しい方は、「ストック品のために家賃を払うことの方がもったない」と感じるかと思います。

アパートに一人で暮らしていたときの私なら、こちらの感覚がしっくり来たと思います。

当てはまる方は、「まとめ買いの方が安い」と思っても、素直に先輩ミニマリストの鉄の教えを守ったほうが、結果、暮らしの満足度が高くなると思います。

③「日用品」を買いに行けなくなった

ここは、ライフスタイルの変化が大きいのですが、子どもが生まれてから自由に買い物をすることが難しくなりました。

また、子どもがいると、重たい日用品を担いで歩くことはとっても大変です。

貴重な体力と時間を、日用品のために使うことがますますできなくなったのです。

 

【まとめ】大量のストック品が自分を楽にしてくれるならOK!

これまで書いてきたとおり、「日用品」に「時間」「お金」「体力」をかけられなかった私は、大量のストック品をあえて持つ選択をしました

ミニマリストの方からしたら、大いに「?」だったかと思います。

モノの管理に力を注ぎたくないから、管理できる量までモノを減らすのがミニマリズムだよ?と言いたくなると思います。

まずは、アイテム数を減らす努力をすべき!と思われた方も多いのではないかと思います。

私もそう自分自身に言い聞かせてきましたし、論理的に考えると本当にそのとおりだと思います。

 

ただ、私は日用品の管理のために、家族間で価値観やルールのすり合わせをする時間すら、割きたくなかったのです。

日用品について考えるくらいなら、子どもに食べさせるご飯を考えたい。

日用品について話すくらいなら、子どものことを話したい。

 

通販サイトで半年分の用品ストックを買ったとき、心の底から

「ああ、これで半年間日用品のことを考えなくていいんだ」

と思った、解放感は忘れられません。

 

子育てに余裕ができて、日用品のストック場所にしている押し入れにもっと大事なものを収納したくなった時、たぶん私は、またこのストック方法を見直すと思います。

それまでは、日用品の管理から解放してくれるこの大量のストックに、家賃を気持ちよく払いたいと思います。