使い切りチャレンジの始め方とその効果とは
私はここ2、3年程、捨てる前に使い倒すチャレンジをしています。
2度のぬるめな断捨離祭りを経験し、2年チャレンジを続けている私のお部屋レベルは、やましたひでこさん流でいうところの、全員知り合いレベルです。(家族個人のモノは除く)
内、親友は全体の1割でしょうか。
本当は、一気に全員大親友までもって行きたいのですが、経済的理由ともったいない精神を大切にしたいという気持ちから、使い倒してから捨てる・入れ替えるチャレンジを始めました。
ここでは、「捨て」に出会って普通に片付けられるゆるミニマリストになった私が、実際に行っている、使い倒してから捨てるチャレンジの始め方とその効果をご紹介します。
もったいなくて捨てられない。
誰しも一度は感じるこの気持ちは、やり方さえ間違えなければ、そんなに悪いものではないのではないか?と私は考えています。
もったいない気持ちを大事にしながらも、モノは減らしたい。
そんな方の参考になれば嬉しいです。
始める前の大前提
一生かかっても使い切れない量を抱えている方は、まず正攻法の「捨て」をやってみましょう!
この方法は、「使い切る」を目的としていますので、ボールペンが100本以上あるとか、ラップが20本以上あるなど、使い切るまでに果てしない時間が必要な方は、まず、「現実的に使い切れる量」のレベルまで絞りましょう。
人生は思っている以上に短いですが、モノの寿命は思っている以上に長いです。
使い倒してきた私は身に染みて実感しています。
せめて、3軍(超サブ)までいったんモノを整理してから、試してみてください。
(私は本当にモノが捨てられなかったので、4軍までカテゴライズしていました。後日書きたい…)
私は、経済的理由ともったいない精神からいろいろなモノを使い切ってきましたが、もしかしたら、もう少し年齢を重ねたときに、「若いうちに何でもっとおしゃれな服を着なかったんだろう」とか思う可能性はゼロではないです。
おしゃれにあんまり興味がない私でもそう思うので、流行のモノを追いたいタイプの方は苦痛でしかないかもです。
ただ、私は、2度のゆる断捨離とこのチャレンジを通して、消耗品はもちろん、消えてなくならない小物類なども、「損切り」「減価償却」の考え方を取り入れて、自分の価値観で手放すことができました。
とにかく一度「使い切る」意識をもってそのモノを使ってみる、というのは、間違いなく有効だと思っています。
注意!こんな方には向かないかも
念押しのようですが、「こんな方には向かない」と思うタイプを簡単にご紹介します。
当てはまるな…という方がいらっしゃれば、もしかしたら、私がこれから紹介する方法を試してみても、あまり効果を感じず、ストレスだけが溜まるかも知れません。
私もかつては完全に以外①〜③タイプ。
自分が通ってきた道なので、はっきりわかるのですが、説明し出すとめちゃくちゃ長くなります笑
後日、このタイプに当てはまる方向けの記事を書く予定なので、そこで、詳しい理由を書きたいと思います。
向かないかも…なタイプの方
①モノが圧倒的に多い
床が見えないレベルの方は、まず向かないです。
過去このレベルにいた自分にも、絶対勧めません。
1番の理由は、「正攻法の捨てでも、罪悪感なしで今すぐ捨てられる可能性が高い」からです。
淡々と、紆余曲折しながら正攻法の捨てを実行すると、自分らしいモノの手放し方が身に付きます。
今は、捨てる方法にこだわるより、まず正攻法の捨てを実行することをおすすめしたいです。
②手っ取り早くモノを減らしたい方
すぐにキレイにしたいんだ!という方にも向きません。
①同様、過去のゆる断捨離中の自分にも進めません。
1番の理由は、「モノを捨てる罪悪感よりも、使い続けるストレスの方が勝る可能性がある」からです。
ただし、すぐにモノを減らしたいけど、もったいない気持ちが先行して、結局長年片付けできていない!という方は、例外です。
使い倒した達成感を知ると、のめり込むかもです。(私がこのタイプでした)
一度お試しで使い切りチャレンジをやってみるのもアリです。
③買い物大好きな方
買い物が大好きで、服や小物類をすぐに増やしてしまう方も、向かないです。
①状態だったかつての私は、③も併発していましたが、絶対に勧めないです。
1番の理由は、「家から出て行く量に対して、圧倒的に入ってくる量が多いから」です。
頑張っても頑張っても目に見える結果が出ないと、つらいですよね。
このタイプの方にも、まずは正攻法の捨てを実行することをおすすめしたいです。
私は捨ての実行で、自然とモノを買うことができなくなりました。
私は捨ての副作用だと思ってます。
この辺も後日書きたいです…。
使い切りチャレンジの始め方について
本題です。
始め方、とありますが、めちゃめちゃ簡単です。
①使い切りたいモノをはっきりさせる
②使い切りたいモノと同じ用途のモノは完全にしまう
③使い切りたいモノを使う場所に置く
④置いた場所に使い切るモノ以外のモノがあれば、目に入らないように完全にしまう
以上です。
当然の話なのですが、これ、意識しないでやろうと思うと、案外難しいんです。
あえて使い切りチャレンジをしないとモノを使い切れない理由
大きな理由は2つ。
①1つの事柄に対して、使うモノが多いから
②多いモノを無計画に使うから
この2つの理由が、大半なのでは?と思います。
例えば、食品。食べる人間は決まっているのに、それ以上の食品が冷蔵庫に入っていたら、当然使い切れません。
例えば、Tシャツ。着る人間は1人なのに、100枚あったら1枚をもう一度着るのは100日後です。着倒すなんて夢の話です。
しかも、モノが多いと事柄の処理(食べる・着る)には困りません。手当たり次第に使っていけば、とりあえずはお腹はいっぱいになるし、外出できます。
それで十分だ!という方もいらっしゃると思います。が、往々にして、そういう方の場合、モノの管理に困っていることが多いです。
この理由をクリアして、モノを使い切ってから罪悪感なく捨てるためには、敢えて当たり前のことを意識する、ということが大切なのです。
使い切りチャレンジの具体例
私が最近使い切った「ヘアゴム」を例にします。
①使い切りたいヘアゴムを1本選ぶ
②それ以外のヘアゴムを一つにまとめて、ストック箱にしまう。
(私は小さいジップロックに入れて、中身の見えない真っ白い箱に入れています)
③豆皿にヘアゴムを乗せて、洗面所に置く
(フックなどの定位置があればそこでも良いですが、「使う場所」にないと効果半減です。使う場所に定位置を設けましょう)
④洗面所にヘアゴムの代わりになりそうなモノ(シュシュやその他のまとめる系のヘアアクセサリー)はないか確認する。あればしまう。
始め方は以上です。
あとは、毎日決めたヘアゴムで髪をセットして、使い終わったら豆皿に戻すだけです。
最近の100均のヘアゴムって、ただの黒いゴム紐じゃなくてだけじゃなくて、細かな柄が編んであったり、寒色、暖色、くすみ色など、絶妙なカラー展開で思わず欲しくなるんですよね。
ヘアゴムが全部切れたので買いに行ったのですが、1本だけ買うよりも5本セットのくすみ色のヘアゴムの方が可愛いし使い切れるならお得!と思って買いました。
気分に合わせて色を変えて使っていたのですが、一部伸びてきたので、全体の寿命が近いことを感じ、順番に使い切りました。
バチン!と音がして切れてしまったモノや、伸び切って縛る力が弱くなったモノなど、さまざまですが、ありがとうと言って、さよならしました。
もし無計画に使っていれば、伸びてるヘアゴムが5本もあるのに、キレイなヘアゴムが1本もない!人前に出るのに!という事態になりやすいです。
その後は、急いで100均で10本セットのヘアゴムを買って、また無計画に使って、気づいたら伸びかけてるヘアゴムが15本になってると思います。(経験談)
モノを増やさず、かつ、きちんと使い切ってから捨てるためには、敢えて使い切りを意識することが必要なのです。
使い切りチャレンジの効果とは?
大きな効果は次のとおりです。
①罪悪感なくモノを捨てられる
②モノの管理が楽になる
③自分に必要なモノの量がわかるようになる
他にも細々ありますが、上に書いたものが私的三大効果です。
上記のヘアゴムの話で理由は網羅されているかなと思いますが、小さくて割と消耗品なヘアゴムでも、意識するしないで大きな差になります。
もっと処分に困るモノ、例えば、Tシャツや本など耐久力があるものや小物類など消耗することなく捨てなければそこにあり続けるものなどは、自分の中で使い切ったと思える基準を設けないと、捨てる時に大きな罪悪感を感じる可能性が高いです。
物理的に消耗しないモノについてはまた後日記事にしたいと思います。
[まとめ]使い切りチャレンジの始め方とその効果
長くなりましたが、まとめです。
使い切りチャレンジの始め方
①使い切りたいモノをはっきりさせる
②使い切りたいモノと同じ用途のモノは完全にしまう
③使い切りたいモノを使う場所に置く
④置いた場所に使い切るモノ以外のモノがあれば、目に入らないように完全にしまう
使い切りチャレンジの効果とは?
①罪悪感なくモノを捨てられる
②モノの管理が楽になる
③自分に必要なモノの量がわかるようになる
以上です。
もったいなくて捨てられない。
そんな気持ちは誰しもありますし、物価高やSDGsがニュースで話題になる今、自分にとってのモノの手放し方を考える良いタイミングなのでは?と個人的に思っています。
向かない方がいるのは間違いないけれど、「モノと向き合うきっかけ」「自分の価値観を確立するきっかけ」としては、一度試してみることは新たな気付きを得る上では有効です。
拙い文章を読んで頂きありがとうございました。何か参考になれば幸いです。